催眠術師 催眠心理療法士 浪花之哲 【 山野 哲司 】

催眠術師 浪花之哲が、大阪を離れて
新天地 九州 博多天神で大暴れ
さてどうなるやら !

恋してますか~7

単純接触効果(ザイオンス効果)を恋愛に応用する


単純接触効果とは、アメリカの心理学者であるロバート・ザイオンスにより発表された効果であり、サイオンス効果とも呼ばれているものです。
具体的に言いますと、人間は、コミュニケーションの
回数や頻度が多ければ多いほど親密になり、好意を持つという心理効果です。
会えば会うほど、話をすれば話をするほど、
メールのやり取りをすればするほど、電話すればするほど、
さらには、一緒にご飯を食べたり、共有体験を持つほどに、より親密になり、深い関係になり、好意を持ってもらえるようになります。
会ったり、コミュニケーションを取ったりするたびに、
脳や潜在意識に記憶され、刻印されるからなんですね。
そして、「この人は危害を加えてこないから大丈夫みたいだ」という認識が
心理に生まれて、少しずつ警戒を解いていくのです。
この心理効果は、もちろん恋愛にも応用できます。
好きな人がいるならば、初めて会って知らない人というポジションにいては、
何にも始まりませんので、勇気を振り絞って、できるだけ数多く会うようにしてく ださい。
毎回何時間も会わないといけないのではなく、あいさつを交わしたり、話したり、
ほんの短い時間でもよいです。
ただし、短時間なのであれば、何回も繰り返して、数をかせいでください。
何とかして、電話番号やメールアドレスを教えてもらってください。
そして、ささいなことでいいから、何かに付けて、電話したり、
メールしてみてください。
「電話したりメールしたりする用事なんてないよ!」
と思うかも知れませんが、用事なんて、いくらでも作ればいいんですよ。
営業マンやセールスの人ならよくやっていくことです。
「ふと思い出して気になったんで、 メールしてみました」とか、
「どうも他人と思えなかったんで、 一度電話してみようと思った」とか、
「最初に会ったのって、何日だったっけ?」とか、何でもいいんです。
用事がないからアクションできないではなくて、「用事は作り出すもの」と
覚えておいてください。
また、会うためには、どんな用事を作り出せば良いかと言いますと、
たとえば、「たまたま近くまで来たんで寄せてもらいました」とか、
「うちの親戚がシイタケを大量に送ってきて食べきれないから、もらってくれない?」とか、何でもいいんです。
ただし、うるさがられたり、しつこいなと思われたりしないように、
やり過ぎには注意しましょう。
このあたりのバランス感覚については、養っておく方がいいです。
さて、頻繁に会ったり、メールや電話をしたり、話したりしていると、
相手の脳にあなたについての情報が記憶され、雰囲気やオーラの情報が、
相手の潜在意識にインプットされていきます。
そうしますと、相手にとって、あなたは親密な深い関係になっていき、
好意を持ってくれるようになるのです。
そして、継続して単純接触を繰り返しておりますと、
親密な関係になりますから、いろんな要求にも応じてくれるように
なっていきます。
そこで、「一度、ドライブに行こう」とか、「映画に行こう」とか、
誘っていくわけです。
相手がまんざらでもなく、嫌がっているようでなければ、
「付き合ってくれないか」と告白してみてください。
初めて会った人間が「付き合ってください」なんて告白したりすると、
まず100%変態扱いされますが、
単純接触を繰り返して、深い関係になっていれば、真剣に考えてくれるし、
「いいよ」とOKを出してくれる確率が非常に高まります。
以上のように、単純接触効果(ザイオンス効果)を
恋愛にうまく応用してみてください。